2010年4月20日火曜日
100420 アイスランド火山噴火とジュセリーノ予言
アイスランド南部のエイヤフィヤットラヨークトル氷河にある火山地帯の噴火が世界的な話題というか深刻な問題になっている。
まあ例によってこの事件(噴火)をジュセリーノは扱っていたか?警告文は事前公表されていたのかという質問が寄せられている。数はそれほどでもないが。
というか、最近では自分で調べてそして「見当たりませんでした」という結果を送ってきてくれるような人が多くなっている。こういうのは実にありがたいことである。
というように、ジュセリーノはこの世界的な問題にまでなっているこの噴火に関する「予言」は公表はしていない。
この噴火が始まったのは昨年の暮れのころであるから、ジュセリーノにしろこういうオカルトサイドの人間がこの噴火の予言の事前警告をでっちあげることだって、実はまったく出来ないことでもないのだが。
というのも、地震学というのか火山学というのかはよくわからないが、科学というよりも一種の体験則からこの大噴火を予知していた人はいたことはいたようなのである。
そういうものまでも「オカルト」扱いするわけにはいかないのだろうが。まあ結果がズバリだとしても、それは単なる偶然という可能性だってまだ捨てきれないと思う。
それよりも自分が「あいかわらずだなぁ…」と思ったのは、「ジュセリーノが過去に『2007年の12月31日までに黒い雲で覆われる』」といっていたのはこれのことである」としたり顔でネットの掲示板で書き込むバカヤロウが本当にいたことだ。
前にもここで書いたことだけれども、ジュセリーノがそれで言っていたのは(仮にもっと宗教的な意味を込めたとしても)「自分は夢の中で黒い雲が空を覆うのを見た」ということであって、本当に黒い雲のことなのだ。そして「皆はそれ目にするだろう」と言っているのだ。
では、世界中のどれだけの人がこの火山の噴火によって「黒い雲が空を覆う」のを目にしたのだろうか。皆無だろう。現地の人が目で見たのものとはあくまでも立ち上る黒い噴煙であり、火山灰の影響で薄白く濁る空である。もし、火山噴煙が空を覆ったとしてもそれは決して「黒く」はならない。
何故黒くならないかというと、それはまあ気象であるとか地理的条件[註1]もあるが、上空を漂うような微小な火山灰の粒子ならば、その空気層は太陽光を浴びて通過したり乱反射はするだろうが、太陽光をさえぎったり吸収するほど密な構造にはならない。
時に雨雲が黒く見えるのは、それ自体(雨雲)が黒いからではなくて、(水滴が)太陽光をさえぎるほど密な構造になっているからなのだ。
それだけ大きな差というものはあるということだけは知っておいてほしい。
でないと、これからもときどき現れるだろう、擬似科学かぶれの無茶苦茶なことをいだすカルトサイドやマスコミの餌食になる危険性というものがあるからだ。
[註1]アイスランドは北緯65度あたり、つまりほとんど北極圏に位置する島である。
この時期もちろんアイスランドも春ではあるが、それでもまだ太陽の位置は低く昼は短い。
追記
案の定というかなんというのか、写真を添付してきて
「これはどう見えますか。黒い雲が空を覆いつくしているしか見えないんですけど」
というメールを送ってきた人がいた。
写真がものすごく小さいのではっきりとは見えなくて困ったが、どうやらこの人は空が暗いのと雲が黒いのの区別がついていないようだ。
追記その2
送られてきたメールについていた画像のURLを手がかりにして元画像らしきものにたどり着くことが出来た。
どうやらこれのようだ。
これならば一目でわかるだろう。
要するに、この人は「火山灰の影響で空(雲)が黒くなっている」のではなくて「太陽の位置が低くて夕方と同じに単に空が暗い」というのがわからないのだろう。
もっとわかりやすく言うと、別に火山灰の影響がなくても、北極圏でこの時期この時間帯にこのような条件で撮ればこのような写真になるのだということがわかっていないようなのだ。
実際、下の写真を見ればわかるだろう。
太陽の位置(横顔の向こう側)あたりは白く輝いている。
これが火山灰の影響で空が白く濁っているということなのだ。黒くもなんともない。
上の写真だって細かな場所をひとつひとつ見れば「家の中に明かりがともっているのは何故なのか」、あるいは「噴煙が白く見えるのは何故なのか」とかいくらでも「黒い雲」に対して突っ込みをすることは可能だろう。
さて、なんの目的があって、ありもしない「黒い雲」というものを見たり、それをジュセリーノの予言に結び付けて語りたがるのだろう。
この日本にこういう人が何人もいるのは何故なのだろう。
※この二枚の写真は、画像にも入っているとおりでReuters通信社にその権利すべてが帰属する報道写真である。
追記3
「噴煙のことを黒い雲といっているのでは」という珍解釈者がいる。
いや違うだろう。だったらこのアイスランドの火山の噴火とジュセリーノ予言を無理矢理結びつけることに必然はあるのか。これまであった火山の噴火噴煙とジュセリーノ予言とは何故結びつかないのか。というような新たな問いが生まれるからだ。
自分がここで槍玉に挙げているのは「アイスランドの火山噴火による噴煙で黒くなった空こそがジュセリーノが予言していた黒い雲のことである」と掲示板でしたり顔で書き込んでいるバカヤロウどもである。
ジュセリーノ本人は(まだ)自分の予言とこのアイスランド火山噴火を結びつけるようなことは言い出してはいない。まあ言い出したらそのときは我々は満を持して大いに笑ってやろうではないか。
追記4
それにしてもこの世には「写真」とは事実を映すものだとかたくなに信じ込んでいる人が多いのには驚かされる。
写真なんて、(仕事で写真を撮る人間=プロが一番よく知っていることなのだが)事実を映すものではない。そこには写真を撮った人間が意図するなにかが入り込む余地があるものなのだ。
ここでも何度か触れたことだけれども、UFO信者であるとか、いわゆる「陰謀論者」と呼ばれる人はそのことがわかっていない。
写真なんて取り方(解釈)によっても、あるいは撮り方(撮影の方法)によっても変わるものだし、だからこそ芸術(表現形式)のひとつとしても認められているのである。
まあこういう「幼児脳(=陰謀論者)」の人たちとハナシをしていると本当に疲れるのでございますよ。
わかりますか?くるみさん。
2010年4月15日木曜日
100415 中国青海省で地震
すでにご存知の方も多いようだが、中国青海省で大きな地震が起きて多数の死亡者が出たという。
http://www.asahi.com/international/update/0414/TKY201004140190.html
ニュース「中国でM7.1の地震 400人死亡、1万人負傷」朝日com
先んじて書いておく。
ジュセリーノの先行公表された予言の中には、中国であるとか、もちろん(チベットを含めて)青海省で地震というようなものはひとつもない。
ジュセリーノは毎月世界中のどこかで大地震が起きるという予言群を公表しているわけで、つまり二重の意味で大外ればかりということになる。
一応、今年四月の地震予言の分だけを書き抜いておくとする。
59 – ギリシャで M6.0
61 – コンゴ(人民共和国)M6.5
62 – 日本のセンダイ M6.0
64 – 2010年4月20日 イリノイ(合衆国か)M6.0
69 – ソロモン(諸島)4月11日前後?に M8.0
73 – イラン 4月7日(地震規模は書かれていない)
今でも懲りもせずにジュセリーノは毎月毎月これだけの数の地震予言を公表しているので、当然二ヶ月や三ヶ月にひとつくらいは「当たったかな?」とみえてしまうものでてくる。なにしろジュセリーノが地震が起きると言っている地域は世界的にも有名な地震多発地域か、でなければ近年大きな地震のあったところばかりを指定してくるからだ。
Sendaiというのは宮城の仙台のことのようだ。(県名ぐらいちゃんと書けって)
はなしは変わるが、三月中にジュセリーノが来日するという噂があったのだが、結局
お流れになったようだ。来日の目的は講演会と、そしてプロモート活動だとかいわれていたが。
その後どうなったのだろうか。まあ「来るなら来い」ぐらいの気持ちでいますけどね、最近は。
http://www.asahi.com/international/update/0414/TKY201004140190.html
ニュース「中国でM7.1の地震 400人死亡、1万人負傷」朝日com
先んじて書いておく。
ジュセリーノの先行公表された予言の中には、中国であるとか、もちろん(チベットを含めて)青海省で地震というようなものはひとつもない。
ジュセリーノは毎月世界中のどこかで大地震が起きるという予言群を公表しているわけで、つまり二重の意味で大外ればかりということになる。
一応、今年四月の地震予言の分だけを書き抜いておくとする。
59 – ギリシャで M6.0
61 – コンゴ(人民共和国)M6.5
62 – 日本のセンダイ M6.0
64 – 2010年4月20日 イリノイ(合衆国か)M6.0
69 – ソロモン(諸島)4月11日前後?に M8.0
73 – イラン 4月7日(地震規模は書かれていない)
今でも懲りもせずにジュセリーノは毎月毎月これだけの数の地震予言を公表しているので、当然二ヶ月や三ヶ月にひとつくらいは「当たったかな?」とみえてしまうものでてくる。なにしろジュセリーノが地震が起きると言っている地域は世界的にも有名な地震多発地域か、でなければ近年大きな地震のあったところばかりを指定してくるからだ。
Sendaiというのは宮城の仙台のことのようだ。(県名ぐらいちゃんと書けって)
はなしは変わるが、三月中にジュセリーノが来日するという噂があったのだが、結局
お流れになったようだ。来日の目的は講演会と、そしてプロモート活動だとかいわれていたが。
その後どうなったのだろうか。まあ「来るなら来い」ぐらいの気持ちでいますけどね、最近は。
2010年4月13日火曜日
100413 民主党は靖国参拝をしない党ではないということ(重複)
早稲田大学の大槻教授がブログで民主党支持を表明しているのですが、その理由がちょっとおかしいんですねというコメントが来ている。しかも結構な数が。
誰がどの政党を支持しようとも、あるいは、それを表明したからといって、それにいちいち何かを言うようなことはしたくないし、このブログはそういうもの(=政治について語るもの)でもない。
しかし、このブログの読者さんの多くは、ジュセリーノだけにかかわらず、こういうテレビでやるインチキオカルトというものに対して非常に敏感なひとたちで、中でも何かがあればコメント投稿してくるというコア層に支えられているのは大きな事実だ。
だから、韮澤潤一郎(敬称略)であるとか、この大槻教授とか、インチキオカルト番組に頻繁に顔を出す人たちのネット上での発言にも目を配っているのだろうし、こうして自分のところにも感想を求めるメール(コメント)が来るわけだ。
だからまあそれに応えるという意味でこの件にも触れておくとする。
大槻教授のブログの問題の記事に目を通す。
【会いに来てくれ 九段坂!】の結びのところにこうある。
(民主党を支持する)その理由は、たった一つ。靖国神社参拝をしないからだ。つまり、あの悲惨な戦争で散った戦死者を侮辱しないからだ。
自分は「ええっ?!」と思った。我が目を疑ってしまった。そう感じた人も多いようだ。
まず、民主党自体は党是として靖国神社参拝を禁止しているのではない。現実に民主党の中には以前も現在も靖国参拝を行う国会議員が何人もいる。[※→追加]
ただし、現状ではある種の戦略として大臣閣僚及び閣僚級の国会議員に対して靖国参拝を自粛するようにと通達をしているらしい。[※→追加2]
だから、大槻教授が「靖国参拝をしないから民主党を支持します」というのは理由としてものすごくおかしいということになる。まあ、これは誰でもすぐにわかることだと思う。
そして、さらに言えばだが、その民主党が連立を組んでいる二つの政党の一方である「国民新党」であるが、この政党についてはご存知の方も多いだろう。この国民新党、靖国参拝派とべったり一心同体の政党といっていいい。
なにしろ、この党の初代党首(代表)が「みんなで靖国参拝をしましょうの会」の会長職でもある綿貫民輔(わたぬき・たみすけ)元国会議員なのである。[註1]
もし、大槻教授が国民新党のチカラを借りるようにして誕生したこの現政権のことを指して「民主党を支持する」というのであれば、自然科学者しても「失格」ということにもなりかねないのでないか。大槻教授の言っていることは非論理的すぎるということになるからだ。
教授、そこまで思いが及ばなかったのだろうか。
それにもし、大槻教授が「靖国参拝を是としてきた今まで政府与党を許せない」というのであるのならば、だったら何故それ(つまり靖国参拝全面禁止)を党是としている社民党であるとか共産党を支持すると表明しないのだろう。そっちのほうがよっぽど理由と方法論と目的の三位一体が完全合致をしているだろうに。
だから大槻教授が「民主党は即刻に国民新党と手を切れ、連立内閣から追い出せ。だったら自分は民主を支持する」と発言したのであれば、まあそれはありなりかもしれない。
大槻教授がブログの中で綴っていた、戦地で亡くなった人たちとその家族に対する思いというものはもちろん自分は理解する。[註2]
だからといって、その理由でもって「だから民主を支持する」と表明するというのは笑って済ませることではない。
教授のやっていること(=民主党を支持するということを表明すること)が、その戦時中に国民を騙してきた軍部の手先となった御用学者と同じやないの…といわれても反論できない面があるからだ。
これ、下手すると深刻な問題にもなりかねないことなのだ。
大槻教授といえば、テレビでオカルトを叩く側のヒトというイメージがある。そのオカルトを叩く側がこんな無茶苦茶なこと(まあある種のオカルトだ)を言ってはいけないと思うし、無為な揚げ足取りのネタにされるではと危惧しているのだ。
そして、自分が心配することがもうひとつある。
大槻教授が大学の教授であって大勢の学生に対してものを教える立場にある人間だということだ。
そういう立場にある人がこんな「トンデモ」さんでは、学生たちもたまったもんじゃないだろう。おそらく学生たちは陰でこの教授のことをバカにするのでは。
大槻教授は即刻自分のこの発言は訂正するとか、もっとちゃんとした論理的説明を加える必要があるだろう。悪いことはいわない。あくまでも忠告の部類としてだ。[了]
2010.04.07
※誰かこの記事を大槻教授のブログに投稿してください。お願いします。
[註1]綿貫民輔元議員の実家が神社であり、綿貫元議員は現在でも宮司の有資格者である。
[註2]私の伯父のひとりが戦地死亡者、つまり戦死者であり戦没者である。当然自分はこの伯父とは会ったことはないのだが、それでもいろいろとつながりを感じることはある。(この伯父のことを知る)皆すべてがまるで口を揃えるように、伯父と自分は「生まれ変わりかと思うくらいにそっくりだ」とか言うからだ。
その伯父は昭和二十年に23才で死亡となっているので大正十年ころの生まれとなる。大槻教授の父君よりも相当に年若のはずだが、同じ宮城県からの出征なので、もしかするとどこかでつながりがあるかもしれないと思うと不思議な気分になる。こういうことって迂闊に口にすべきではないのは承知なのだが。
追加
[註3]そののち軽く調べただけでも、「靖国参拝をする会」所属の閣僚級民主党として原口一博総務大臣と滝実法務副大臣の名前がでてきた。閣僚ではないが、民主党の党要職者には松原仁なんてのもいる。大槻教授、もし「靖国参拝をしないから民主を支持する」という主張を曲げないのであれば、これらの民主議員に対してなんかを言わないでいるわけにはいくまいて。
追加2
自粛を要請する指示があったというソースがいくら探しても出てきませんね。なんで自分が「靖国参拝を自粛する指示があった」と書いたかというと、以前民主党の議員?の誰かがテレビでそう答えていたからなのだが。
もしそのソースをご存知の方がいらしたらご一報をお願いします。
追記
なんか収集がつかなくなっている。
勘違いしているひとも多いが、自分は大槻教授を批判しているというのではない。
民主党を支持する「その理由は、たった一つ。靖国神社参拝をしないからだ」ではあまりに非論理的だ。この部分は訂正か削除すべきだと自分は言っている。
もし自分が大槻教授を批判するつもりならば、むしろ後半の「つまり、あの悲惨な戦争で散った戦死者を侮辱しないからだ」の個所に対して突っ込みをいれている。
実際に大槻教授のこの発言に対して「むしろこっちが問題発言かもしれません」という意見が何通か来ている。
靖国神社を参拝することが何故戦没者を屈辱することになるのか。それを説明するのは大変難しいのでは。
単純にいえば、閣僚級の議員、大臣が公人として靖国神社を参拝するという行為、それが「戦没者を屈辱する行為だ」というのは、死んだ人たちの気持ちを代弁していることにはならないだろう。あくまでも残された側、つまり生きている人間の気持ちでしかない。つまり「そう見える」あるいは「そう思う」という生きている我々の気持ちであり思いである。
大槻教授が「屈辱している」と感じたとしても、それはあくまでも大槻教授の気持ちであるわけだし「思い」なわけだ。
これを「非論理」というキーワードでは批判できない。
自分が大槻教授のこのブログ文を見て感じた「ええっ?!」というのは、ようするにこれが自然科学者の発言だからだ。自然科学者がこんな非論理を口にしては拙いことになるでしょうということ。
これがもし社民党であるとかの議員、政治家の発言ならばほっとく。
もし大槻教授が単に「鳩山首相は靖国参拝をしていないから支持する」という意味で「民主を支持する」と言っているのならば「ご愁傷様でした」と思うだけだ。
自分がここでこんなことを書くのは大槻教授がオカルトを「非論理的」と叩く自然科学者だからであって、自然科学者がこんな非論理的なことを言ってはいかんでしょうということ。だから大槻教授はこれについては詳しい説明が必要だし、出来ないなら訂正するとか削除すべきだと言っている。そういうこと。
さて、大槻教授の書いた「つまり、あの悲惨な戦争で散った戦死者を侮辱しないからだ」の個所だが、自分がこれを見て反射的に思ったこととは「戦地死亡者に対する最大の屈辱とは、それは弔わないこと、つまり何もしないことではないのか」だった。
自分のこの気持ちを説明を上手く説明するのは難しい。人の発言を批判している場合ではない。順番としてはこれを皆にちゃんと説明できるようになってからだ。
2010.04.11
いやだから、自分は大槻教授を批判しているのではない。
何回おんなじことを言えばいいんだろう。
最初に自分は「誰がどの政党を支持しようとも、それを表明したとしてもいちいちそれに対して言うつもりはない」と前置きしているわけで。
もし批判をするのであれば大槻教授が民主党を支持することに対して文句をいわなければならないだろう。それがこの件での「大槻教授批判」というものになる。
自分は大槻教授(にしろ誰にしろ)どの政党を支持しようともそれを表明することもなんとも思っちゃいない。(ただし昨年の総選挙でそういう人たちが多かったという事実に対しては憂れいてはいるが)
自分がここで書いているのは大槻教授が民主党(あるいは民主政権のことなのかもしれないが)を支持する理由として「ただひとつ靖国参拝をしないからだ」と書いていることのその論理的破綻というものをこのまま放置してはいけないということであって、何故かと言うと大槻教授がオカルトを「非科学的である」と批判しているひとでもあるからだ。
だからこそ、何故大槻教授は「民主は靖国参拝をしない」と書いたのかそれについての詳しい説明であるとか、あるいは、それ(民主は靖国参拝をしないこと)が民主を支持する「たったひとつの理由」でいいのだろうかとかの反問に対しては答える必要はあるはずだろうと書いたつもりなのだが。
誰がどの政党を支持しようとも、あるいは、それを表明したからといって、それにいちいち何かを言うようなことはしたくないし、このブログはそういうもの(=政治について語るもの)でもない。
しかし、このブログの読者さんの多くは、ジュセリーノだけにかかわらず、こういうテレビでやるインチキオカルトというものに対して非常に敏感なひとたちで、中でも何かがあればコメント投稿してくるというコア層に支えられているのは大きな事実だ。
だから、韮澤潤一郎(敬称略)であるとか、この大槻教授とか、インチキオカルト番組に頻繁に顔を出す人たちのネット上での発言にも目を配っているのだろうし、こうして自分のところにも感想を求めるメール(コメント)が来るわけだ。
だからまあそれに応えるという意味でこの件にも触れておくとする。
大槻教授のブログの問題の記事に目を通す。
【会いに来てくれ 九段坂!】の結びのところにこうある。
(民主党を支持する)その理由は、たった一つ。靖国神社参拝をしないからだ。つまり、あの悲惨な戦争で散った戦死者を侮辱しないからだ。
自分は「ええっ?!」と思った。我が目を疑ってしまった。そう感じた人も多いようだ。
まず、民主党自体は党是として靖国神社参拝を禁止しているのではない。現実に民主党の中には以前も現在も靖国参拝を行う国会議員が何人もいる。[※→追加]
ただし、現状ではある種の戦略として大臣閣僚及び閣僚級の国会議員に対して靖国参拝を自粛するようにと通達をしているらしい。[※→追加2]
だから、大槻教授が「靖国参拝をしないから民主党を支持します」というのは理由としてものすごくおかしいということになる。まあ、これは誰でもすぐにわかることだと思う。
そして、さらに言えばだが、その民主党が連立を組んでいる二つの政党の一方である「国民新党」であるが、この政党についてはご存知の方も多いだろう。この国民新党、靖国参拝派とべったり一心同体の政党といっていいい。
なにしろ、この党の初代党首(代表)が「みんなで靖国参拝をしましょうの会」の会長職でもある綿貫民輔(わたぬき・たみすけ)元国会議員なのである。[註1]
もし、大槻教授が国民新党のチカラを借りるようにして誕生したこの現政権のことを指して「民主党を支持する」というのであれば、自然科学者しても「失格」ということにもなりかねないのでないか。大槻教授の言っていることは非論理的すぎるということになるからだ。
教授、そこまで思いが及ばなかったのだろうか。
それにもし、大槻教授が「靖国参拝を是としてきた今まで政府与党を許せない」というのであるのならば、だったら何故それ(つまり靖国参拝全面禁止)を党是としている社民党であるとか共産党を支持すると表明しないのだろう。そっちのほうがよっぽど理由と方法論と目的の三位一体が完全合致をしているだろうに。
だから大槻教授が「民主党は即刻に国民新党と手を切れ、連立内閣から追い出せ。だったら自分は民主を支持する」と発言したのであれば、まあそれはありなりかもしれない。
大槻教授がブログの中で綴っていた、戦地で亡くなった人たちとその家族に対する思いというものはもちろん自分は理解する。[註2]
だからといって、その理由でもって「だから民主を支持する」と表明するというのは笑って済ませることではない。
教授のやっていること(=民主党を支持するということを表明すること)が、その戦時中に国民を騙してきた軍部の手先となった御用学者と同じやないの…といわれても反論できない面があるからだ。
これ、下手すると深刻な問題にもなりかねないことなのだ。
大槻教授といえば、テレビでオカルトを叩く側のヒトというイメージがある。そのオカルトを叩く側がこんな無茶苦茶なこと(まあある種のオカルトだ)を言ってはいけないと思うし、無為な揚げ足取りのネタにされるではと危惧しているのだ。
そして、自分が心配することがもうひとつある。
大槻教授が大学の教授であって大勢の学生に対してものを教える立場にある人間だということだ。
そういう立場にある人がこんな「トンデモ」さんでは、学生たちもたまったもんじゃないだろう。おそらく学生たちは陰でこの教授のことをバカにするのでは。
大槻教授は即刻自分のこの発言は訂正するとか、もっとちゃんとした論理的説明を加える必要があるだろう。悪いことはいわない。あくまでも忠告の部類としてだ。[了]
2010.04.07
※誰かこの記事を大槻教授のブログに投稿してください。お願いします。
[註1]綿貫民輔元議員の実家が神社であり、綿貫元議員は現在でも宮司の有資格者である。
[註2]私の伯父のひとりが戦地死亡者、つまり戦死者であり戦没者である。当然自分はこの伯父とは会ったことはないのだが、それでもいろいろとつながりを感じることはある。(この伯父のことを知る)皆すべてがまるで口を揃えるように、伯父と自分は「生まれ変わりかと思うくらいにそっくりだ」とか言うからだ。
その伯父は昭和二十年に23才で死亡となっているので大正十年ころの生まれとなる。大槻教授の父君よりも相当に年若のはずだが、同じ宮城県からの出征なので、もしかするとどこかでつながりがあるかもしれないと思うと不思議な気分になる。こういうことって迂闊に口にすべきではないのは承知なのだが。
追加
[註3]そののち軽く調べただけでも、「靖国参拝をする会」所属の閣僚級民主党として原口一博総務大臣と滝実法務副大臣の名前がでてきた。閣僚ではないが、民主党の党要職者には松原仁なんてのもいる。大槻教授、もし「靖国参拝をしないから民主を支持する」という主張を曲げないのであれば、これらの民主議員に対してなんかを言わないでいるわけにはいくまいて。
追加2
自粛を要請する指示があったというソースがいくら探しても出てきませんね。なんで自分が「靖国参拝を自粛する指示があった」と書いたかというと、以前民主党の議員?の誰かがテレビでそう答えていたからなのだが。
もしそのソースをご存知の方がいらしたらご一報をお願いします。
追記
なんか収集がつかなくなっている。
勘違いしているひとも多いが、自分は大槻教授を批判しているというのではない。
民主党を支持する「その理由は、たった一つ。靖国神社参拝をしないからだ」ではあまりに非論理的だ。この部分は訂正か削除すべきだと自分は言っている。
もし自分が大槻教授を批判するつもりならば、むしろ後半の「つまり、あの悲惨な戦争で散った戦死者を侮辱しないからだ」の個所に対して突っ込みをいれている。
実際に大槻教授のこの発言に対して「むしろこっちが問題発言かもしれません」という意見が何通か来ている。
靖国神社を参拝することが何故戦没者を屈辱することになるのか。それを説明するのは大変難しいのでは。
単純にいえば、閣僚級の議員、大臣が公人として靖国神社を参拝するという行為、それが「戦没者を屈辱する行為だ」というのは、死んだ人たちの気持ちを代弁していることにはならないだろう。あくまでも残された側、つまり生きている人間の気持ちでしかない。つまり「そう見える」あるいは「そう思う」という生きている我々の気持ちであり思いである。
大槻教授が「屈辱している」と感じたとしても、それはあくまでも大槻教授の気持ちであるわけだし「思い」なわけだ。
これを「非論理」というキーワードでは批判できない。
自分が大槻教授のこのブログ文を見て感じた「ええっ?!」というのは、ようするにこれが自然科学者の発言だからだ。自然科学者がこんな非論理を口にしては拙いことになるでしょうということ。
これがもし社民党であるとかの議員、政治家の発言ならばほっとく。
もし大槻教授が単に「鳩山首相は靖国参拝をしていないから支持する」という意味で「民主を支持する」と言っているのならば「ご愁傷様でした」と思うだけだ。
自分がここでこんなことを書くのは大槻教授がオカルトを「非論理的」と叩く自然科学者だからであって、自然科学者がこんな非論理的なことを言ってはいかんでしょうということ。だから大槻教授はこれについては詳しい説明が必要だし、出来ないなら訂正するとか削除すべきだと言っている。そういうこと。
さて、大槻教授の書いた「つまり、あの悲惨な戦争で散った戦死者を侮辱しないからだ」の個所だが、自分がこれを見て反射的に思ったこととは「戦地死亡者に対する最大の屈辱とは、それは弔わないこと、つまり何もしないことではないのか」だった。
自分のこの気持ちを説明を上手く説明するのは難しい。人の発言を批判している場合ではない。順番としてはこれを皆にちゃんと説明できるようになってからだ。
2010.04.11
いやだから、自分は大槻教授を批判しているのではない。
何回おんなじことを言えばいいんだろう。
最初に自分は「誰がどの政党を支持しようとも、それを表明したとしてもいちいちそれに対して言うつもりはない」と前置きしているわけで。
もし批判をするのであれば大槻教授が民主党を支持することに対して文句をいわなければならないだろう。それがこの件での「大槻教授批判」というものになる。
自分は大槻教授(にしろ誰にしろ)どの政党を支持しようともそれを表明することもなんとも思っちゃいない。(ただし昨年の総選挙でそういう人たちが多かったという事実に対しては憂れいてはいるが)
自分がここで書いているのは大槻教授が民主党(あるいは民主政権のことなのかもしれないが)を支持する理由として「ただひとつ靖国参拝をしないからだ」と書いていることのその論理的破綻というものをこのまま放置してはいけないということであって、何故かと言うと大槻教授がオカルトを「非科学的である」と批判しているひとでもあるからだ。
だからこそ、何故大槻教授は「民主は靖国参拝をしない」と書いたのかそれについての詳しい説明であるとか、あるいは、それ(民主は靖国参拝をしないこと)が民主を支持する「たったひとつの理由」でいいのだろうかとかの反問に対しては答える必要はあるはずだろうと書いたつもりなのだが。
070413 海外からのメール
【ジュセリーノ予言の真実 0413】 海外からのメール
まず、昨日補足の欄にも書いたことだがこちらにも書いておく。
さっそくメールが来ている。昨日書いた件についてだが、
韮沢氏は掲示板で質問に対して
>「最近のやり取りで「(3月に日本で)地震がありましたね」といわれ、
>予知に満足しておられたようですが、なお機会があったら、
>ニュースを見るような予知があるのかどうか聞いてみましょう。」
と答えているのだという。まあ、その部分については自分もうっすらと記憶がある。確かに韮沢氏はそんな感じもことをおっしゃっていました、というか書いていましたね。
というか、自分としてはこの部分がひっかかっていたので昨日のようなものを書いたともいえなくもないである。
これもその不思議な香りが漂ってくる文章だなと気にかかっていた。
>>最近のやり取りで「(3月に日本で)地震がありましたね」といわれ、
>>予知に満足しておられたようですが、
ただの伝言なのか、メールなのか手紙なのか、電話なのか、電話だとしたら間に通訳を挟んでいる状態でなのか、それともネット・ミーティングのようなテレビ電話を使っての会話なのか、その状況をいろいろ推定してみると非常に味わい深いものがあるが。
それよりも自分がむっとしてしまったのは「予知に満足した状態のジュセリーノ」という部分にだ。予知に満足した状態のジュセリーノなんて誰もが想像したくはないものなのではないか。
なにしろジュセリーノは「自分の予知が当らないことを望んでいる」と言っている予言者なのだから。
それ以上の推測は不愉快なことでもあるし、無駄な想像の上にさらに無駄な仮定を重ねることになるのでこれについて書くのはここいらで留めて置く。
ただ、それぞれが自分の中でこのことについては深く考えて頂きたいことだとは思っている。
「(ジュセリーノ氏は)予知に満足しておられたようです」
と韮沢氏が掲示板での質問に答えるような形で書いていたという事実だけは忘れないようにしたい。
さて本題である。
最近になって海外からもメールが来るようになった。まだチラホラといった程度だが。それでもトータルで20通は超えたはずである。もっと来ているのかな?
やはりブラジルからのものが多い。(ドメインだけでは断定は出来ないのが辛いところだ)
「日本でジュセリーノは有名(popular)なのですか?」とか「日本のジュセリーノの反応(reaction)は?」とか「評判(reputation)は?」「bad roumour(=rumor噂=悪評だと思うが)はあるのか?」とか質問責めのような状態である。
というかやはりメールを寄越してくるほとんどのブラジルの人の場合、ジュセリーノのことを本物の予言者だと信じきっているようなのである。ニュアンスからするとだが。
まあやはりそんなもんなんでしょ。日本人の半分以上がまだ細木和子のことをよく当る占い師だとか江原啓之のことを本物の霊能力者だと信じているのと同じ事だ。
まあそれでメールの返答に苦しんでいたりもするのだが。
一応「critical side(批判的な立場)」という表明は出しているのだがなぁ・・・
名前からすると日系かなと感じるような人にはローマ字つづりの日本語文(Konnichiwa Hazimemashite みたいな感じ)も併記して送り返したのだが果してその効果はあるのだろうか。あればいいのだが。
【追加事項】
いまだその部分に関する自分の考えというものが上手く伝わっていないようなので念のためにもう一度書いておく。
「ジュセリーノの予言の本=たま出版から出たジュセリーノの本」
完全にそうだとは言えないと自分は思っているのだ。そう言っているのである。下手をすると、日本の読者はジュセリーノの予言の本を買ったつもりでいて実は「韮沢潤一郎の予言」を読まされている可能性だって考えられるよ、というようなことを言っているのだ。
もちろん翻訳物だから多少の誤差は生じる。それは仕方がない。しかし出版人であるのならば少なくも翻訳物を出すときには原書との追従性というものを念頭に置くべきであろう。ところがこの韮沢潤一郎という人にはそういうモラル・ハザード(=論理の欠如 誤用だけど)というものがまったく通用しない。
かつて「MJ12」という機密文書が世の中を騒がせたときのことだ。この韮沢潤一郎という人はいまそのときと似たようなこと、同じようなことをやっている。
かつて日本では「ノストラダムスの予言といえば五島勉が書いていること=本当のノストラダムスの書いたこと」と長く信じられてきていた。その五島勉の嘘がばれるまでものすごい長い年月がかかってしまったのである。
それと同じようなことが今回のジュセリーノにも言えるような気がしてならないのである。まだジュセリーノの本の日本語版がほかの出版社から出たのであったならば、自分は「買わないほうがいい」とかは言ってはいないだろう。そういうことだ。
もちろんだからといってジュセリーノの予言自体にもものすごい問題はある。
つまり日本の読者は二重のハンディを負わされているようなものなのだ。
それを自覚しないとジュセリーノの予言騒動がたとえ終わったとしても、第二・第三のジュセリーノはやってくるのである。たま出版から。
※改題しました
「ジュセリーノ予言の真実0413 前日の続き・そしてブラジルからのメール」
まず、昨日補足の欄にも書いたことだがこちらにも書いておく。
さっそくメールが来ている。昨日書いた件についてだが、
韮沢氏は掲示板で質問に対して
>「最近のやり取りで「(3月に日本で)地震がありましたね」といわれ、
>予知に満足しておられたようですが、なお機会があったら、
>ニュースを見るような予知があるのかどうか聞いてみましょう。」
と答えているのだという。まあ、その部分については自分もうっすらと記憶がある。確かに韮沢氏はそんな感じもことをおっしゃっていました、というか書いていましたね。
というか、自分としてはこの部分がひっかかっていたので昨日のようなものを書いたともいえなくもないである。
これもその不思議な香りが漂ってくる文章だなと気にかかっていた。
>>最近のやり取りで「(3月に日本で)地震がありましたね」といわれ、
>>予知に満足しておられたようですが、
ただの伝言なのか、メールなのか手紙なのか、電話なのか、電話だとしたら間に通訳を挟んでいる状態でなのか、それともネット・ミーティングのようなテレビ電話を使っての会話なのか、その状況をいろいろ推定してみると非常に味わい深いものがあるが。
それよりも自分がむっとしてしまったのは「予知に満足した状態のジュセリーノ」という部分にだ。予知に満足した状態のジュセリーノなんて誰もが想像したくはないものなのではないか。
なにしろジュセリーノは「自分の予知が当らないことを望んでいる」と言っている予言者なのだから。
それ以上の推測は不愉快なことでもあるし、無駄な想像の上にさらに無駄な仮定を重ねることになるのでこれについて書くのはここいらで留めて置く。
ただ、それぞれが自分の中でこのことについては深く考えて頂きたいことだとは思っている。
「(ジュセリーノ氏は)予知に満足しておられたようです」
と韮沢氏が掲示板での質問に答えるような形で書いていたという事実だけは忘れないようにしたい。
さて本題である。
最近になって海外からもメールが来るようになった。まだチラホラといった程度だが。それでもトータルで20通は超えたはずである。もっと来ているのかな?
やはりブラジルからのものが多い。(ドメインだけでは断定は出来ないのが辛いところだ)
「日本でジュセリーノは有名(popular)なのですか?」とか「日本のジュセリーノの反応(reaction)は?」とか「評判(reputation)は?」「bad roumour(=rumor噂=悪評だと思うが)はあるのか?」とか質問責めのような状態である。
というかやはりメールを寄越してくるほとんどのブラジルの人の場合、ジュセリーノのことを本物の予言者だと信じきっているようなのである。ニュアンスからするとだが。
まあやはりそんなもんなんでしょ。日本人の半分以上がまだ細木和子のことをよく当る占い師だとか江原啓之のことを本物の霊能力者だと信じているのと同じ事だ。
まあそれでメールの返答に苦しんでいたりもするのだが。
一応「critical side(批判的な立場)」という表明は出しているのだがなぁ・・・
名前からすると日系かなと感じるような人にはローマ字つづりの日本語文(Konnichiwa Hazimemashite みたいな感じ)も併記して送り返したのだが果してその効果はあるのだろうか。あればいいのだが。
【追加事項】
いまだその部分に関する自分の考えというものが上手く伝わっていないようなので念のためにもう一度書いておく。
「ジュセリーノの予言の本=たま出版から出たジュセリーノの本」
完全にそうだとは言えないと自分は思っているのだ。そう言っているのである。下手をすると、日本の読者はジュセリーノの予言の本を買ったつもりでいて実は「韮沢潤一郎の予言」を読まされている可能性だって考えられるよ、というようなことを言っているのだ。
もちろん翻訳物だから多少の誤差は生じる。それは仕方がない。しかし出版人であるのならば少なくも翻訳物を出すときには原書との追従性というものを念頭に置くべきであろう。ところがこの韮沢潤一郎という人にはそういうモラル・ハザード(=論理の欠如 誤用だけど)というものがまったく通用しない。
かつて「MJ12」という機密文書が世の中を騒がせたときのことだ。この韮沢潤一郎という人はいまそのときと似たようなこと、同じようなことをやっている。
かつて日本では「ノストラダムスの予言といえば五島勉が書いていること=本当のノストラダムスの書いたこと」と長く信じられてきていた。その五島勉の嘘がばれるまでものすごい長い年月がかかってしまったのである。
それと同じようなことが今回のジュセリーノにも言えるような気がしてならないのである。まだジュセリーノの本の日本語版がほかの出版社から出たのであったならば、自分は「買わないほうがいい」とかは言ってはいないだろう。そういうことだ。
もちろんだからといってジュセリーノの予言自体にもものすごい問題はある。
つまり日本の読者は二重のハンディを負わされているようなものなのだ。
それを自覚しないとジュセリーノの予言騒動がたとえ終わったとしても、第二・第三のジュセリーノはやってくるのである。たま出版から。
※改題しました
「ジュセリーノ予言の真実0413 前日の続き・そしてブラジルからのメール」
2010年4月12日月曜日
100412 ポーランド大統領機墜落事故
4月10日(日本時間4月10日午後3時ごろ)[註1]にロシアで起きたポーランド大統領搭乗機の墜落事故についてのお問い合わせが多数きている。
もちろんお問い合わせといったって「ジュセリーノは予言してましたか?」というようなあいも変わらずの不毛なものを含めてのジュセリーノがらみのものだが。
もちろんそんな予言などジュセリーノは公表はしていない。一応念のためにジュセリーノのポルトガル語のHPなども見てみたのだが特に何といって変化もない。
というか、もし、ジュセリーノが「この事故を予知してました。警告の手紙を送ってました」みたいなことを言い出したら、おそらくジュセリーノは自分自身の破滅を招くだけだろう。
追記
今日(12日朝)再びジュセリーノのHPを見たら、下の方に「ポーランドの政府関係者に2007年に手紙を送った」という旨のことが新たに付け加えてあった。
これはついいましがた付け加えられたようだ。どうもブラジルでのこの事故の外電の入電自体がかなり遅れているということもあるようだが、ジュセリーノ、例によって事故直後の詳細不明の外電だけをもとにして「警告の手紙を送った」と言っているようで、事故の細かな部分がすでに事実とは違っているものを公表していた。
以下は英語(元はポーランド語)に翻訳したその個所である。
第一報
10日の夕方(日本テレビ)
11日未明
この事故による死亡者数だが、最初に87人と伝えられ、そして事故の有様が伝えられてゆくうちに死亡者数が132人であるとか、97人と違って伝えられている。
どっちにしても「132人以上」ってことはないはずだ。
これを見れば「ああジュセリーノまた事故のニュースを見て『事前に警告していた』と言い張ってるのね…」とすぐにわかる仕組みになるわけだ。
いつものことだけどね、こんなのは。
[註1]自分がこの事故を知ったのが10日の夕方のことである。その段階で事故の起きた日付時間だが当初「現地時間で10日未明」と伝えられていた。なんか時間があわないなぁ…と思っていたら未明ではなくて午前中だった。「未明」というのは事故の起きた場所(ロシア西部)ではなくてポーランド時間に換算しての時間表示だったようだ。
もちろんお問い合わせといったって「ジュセリーノは予言してましたか?」というようなあいも変わらずの不毛なものを含めてのジュセリーノがらみのものだが。
もちろんそんな予言などジュセリーノは公表はしていない。一応念のためにジュセリーノのポルトガル語のHPなども見てみたのだが特に何といって変化もない。
というか、もし、ジュセリーノが「この事故を予知してました。警告の手紙を送ってました」みたいなことを言い出したら、おそらくジュセリーノは自分自身の破滅を招くだけだろう。
追記
今日(12日朝)再びジュセリーノのHPを見たら、下の方に「ポーランドの政府関係者に2007年に手紙を送った」という旨のことが新たに付け加えてあった。
これはついいましがた付け加えられたようだ。どうもブラジルでのこの事故の外電の入電自体がかなり遅れているということもあるようだが、ジュセリーノ、例によって事故直後の詳細不明の外電だけをもとにして「警告の手紙を送った」と言っているようで、事故の細かな部分がすでに事実とは違っているものを公表していた。
以下は英語(元はポーランド語)に翻訳したその個所である。
See excerpt from the letter of authority in Poland: - 2007
Here I saw in my dreams precognitive plane Tupolev -154, exit
Warsaw on the way to the Russian city of Smolensk 10 \ 04 \ 2010 and Next take problems that can kill more than 132 people in an accident which may to kill the President of Poland Lech Kaczynska.
The plane will have problems in the turbine. …
第一報
10日の夕方(日本テレビ)
11日未明
この事故による死亡者数だが、最初に87人と伝えられ、そして事故の有様が伝えられてゆくうちに死亡者数が132人であるとか、97人と違って伝えられている。
どっちにしても「132人以上」ってことはないはずだ。
これを見れば「ああジュセリーノまた事故のニュースを見て『事前に警告していた』と言い張ってるのね…」とすぐにわかる仕組みになるわけだ。
いつものことだけどね、こんなのは。
[註1]自分がこの事故を知ったのが10日の夕方のことである。その段階で事故の起きた日付時間だが当初「現地時間で10日未明」と伝えられていた。なんか時間があわないなぁ…と思っていたら未明ではなくて午前中だった。「未明」というのは事故の起きた場所(ロシア西部)ではなくてポーランド時間に換算しての時間表示だったようだ。
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