これに関するコメントも非常に多い。そういう意味で取り上げておく。
スペイン初優勝、ドイツは3位=W杯サッカー「予言タコ」が予想
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_spo&k=20100710025308a
まあ「当てた」とか「外した」とかの狭い観点からすればこのW杯の試合結果を当てたタコのほうがジュセリーノよりも数段上ということになる。
逆の言い方をすれば、ジュセリーノはタコ以下(の予知能力)となる。あくまでも結果からするとだが。
2ちゃんねるであるとか、各種電子掲示板には、このように「タコ以下のジュセリーノ」というタイトルで立てられたトピックであるとかスレッドがあふれかえっているようだ。
しかし、自分などはそういうネット上の喧騒とか揶揄は認めるものの、その中に入って一緒にジュセリーノを笑いものにしたいとは思わない。
なんでかといえば、それはここで書いているとおりで、ジュセリーノ予言がお笑いなのは結果が当たらないからではなくて、書類を偽造するなどして本物にみせかけてはいるが、ジュセリーノが出してくるその書類には「インチキ」の証拠があふれかえっているからだ。そっちのほうが数段「お笑い」でしょう。
まあ一方に「タコ」という人間でないものを置いて、その比較で「タコ以下のジュセリーノ」と揶揄したほうが絵面文字面的に数段インパクトがあるのはわかるけどね。
それとは別に「あのタコ占いにトリックはないのか?」とか「編集されているような感じが否めない」といった意見も自分のところには来ている。
もちろんその可能性は完全に否定はできないだろう。エサの入ったハコ(国旗が描かれている)の位置の関係でコントロールは可能かもしれない。
それと自分がふと思ったこととは、「みんなタコ類の学習能力をなめてはいないか」という疑念である。
驚かれる方もいるかもしれないが、タコの目、視覚の能力については非常に優れていていることは知られている。カタチの認識もだが、研究の結果で色の識別もしているということもわかってきている。
もしかするとだが、このタコのパウロ君が何のために水族館で飼われているのかについて考えると、この「いつもドイツ国旗の貼ってあるほうのハコを選ぶ」という行動もそれなりの学習の結果だとすれば、全然オカルトでもないし、さほどおかしなことには見えないんだが。
つまらないことを書いてしまったけれど。