2007年8月22日水曜日
070822 なんとなく似ているふたりの超能力者
【ジュセリーノ予言の真実 0822】 なんとなく似ているふたりの超能力者
このあいだ自分に面会を求めてきた人からは、あれからメールも来ないし、コメントも残されていない。メールに関してはハンディが出来たので送られてこなくともしかたがないのだが、コメントぐらいは残してもらいたいものだと切望している。なんにしても「~っぱなし」はよくないだろう。いくらなんでも。
とここで不満をぶつけておく。
さて、でここで改めて言っておきたいのは意識のズレというものについてだ。ものすごく重要なことだ。
その自分に会いに来た人もそうだし、メールで反論を書いてくる人、掲示板でいろいろと書いている人にもベーシックな部分で通じていることなのであるが、自分は「ジュセリーノ予言を否定する人間の代表」ではない。
そこいらでズレというものを感じることが非常に多くなっている。
ただひとつはっきりといえること、それはこの広い日本でたったひとりブログで(他の方法でもいいのだが)ジュセリーノの予言の嘘というものについて記名で書いている人間というだけに過ぎない。
ほかにそういう人間がいないというだけなのである。そのことを忘れられては困る。自分は別に「否定派の代表」だとかそういう立場を標榜しているのではない。まあメールをしてくるなり掲示板でとんなことを書こうがかまわないがそのことだけは忘れてもらっては困る。
でないと、それこそ「ジュセリーノ=韮沢潤一郎VSかまたあきよし」みたいな無茶苦茶な構図を頭で勝手に思い浮べて、そういう枠組みでもの書いたり挙句の果てには直接面会を求めてくるひともチラホラと出て来ているのでそのことだけは言っておくが。
自分以外にも(一般的な意味合いで)予言というものについて否定的な意見というものを表明しているという人はいっぱいいる。たぶんブログやネットでそういうことをしているという人もけっこうな数いるのではないかと思う。
しかし、自分がこのブログでやっているのは、そういう一般的な意味での予言の否定というのではない。
もちろん相容れないというのではない。スタンスそのものが別だということだ。
中には、その一般的な意味合いで予言というものを肯定的にとらえて「だからジュセリーノの予言もまた正しい(可能性は大きい)」みたいな論陣を張ってくるようなひともいるが、そんな論理は(ここでは)通用しない。
ジュセリーノの言っていること、やっていることはその「一般的な意味での予言」というものから大きく逸脱しているからである。
ひとことでいえば「予言のふりをした紛い物」でしかないからだ。
0804で取り上げた「滅亡の予言は自分にとっては生きてゆく希望である」と言い切ったその彼からは、さらに「ジュセリーノの外れた過去の予言ははっきりいってただのゴミのようなものだ」「たま出版から出たその本からはゴミの腐ったような臭いが漂ってくる。誰も気がつかないだけだ」「その腐った予言に頼るような生き方をしている人間の精神は腐敗菌に蝕まれているのだ」というような過激な発言が届いている。(彼はこの自分を励ますためにこのようなメールを送ってきてくれているのである。ヘンな話だけれどもね)
まあ、彼のいいたいことはわからなくもない。ジュセリーノには期日を切ったり特定したために「外れてしまった」予言の残骸があまりにも多く存在するということだ。
その残骸をほったらかしにしていると、そこから「腐敗」はどんどん進行してゆくぞということだ(と思う)。
たとえば(これも繰り返し書いていることだが)ジュセリーノには2006年の予言というものがある。
その多くが外れており、ブラジルではジュセリーノが嘲笑の対象になってしまった原因となった「外れ予言のゴミの山」である。
ところが日本にいるジュセリーノ予言肯定派の人たちの多くはこの2006年の予言というものについては「なかったこと」にしている。
触れたがらないのである。
そんな態度でいいはずがない。もし、ジュセリーノの予言についての信憑性について語るのであれば絶対に抜かしてはいけないであろう。
自分はこのような「外れ予言のゴミの山」こそがジュセリーノ予言の本質だと思っている。
ジュセリーノはその後も大事件が起きるたびに「その事件を予め予言していた」というようなニセの証拠を出しつづけている。そして多くのブラジル国民をあきれさせたり困らせているのである。
確かに、その外れた2006年の予言というものがアタマにあったならばジュセリーノのその行動は滑稽に映るであろう。
それこそ「本物の超能力者」としてテレビに登場しながらも今では単なる「芸人」としてお笑いを振りまいているエスパー伊東こと伊東万寿夫(敬称略)と一脈も二脈も通じていると思うのだが。
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