2007年8月29日水曜日
070829 FAQ 2007 夏
夏休み期間中だったからなのか、ここ最近は半年ぐらい前にこのブログを特化させたときのような感じのメールが集中して届いていた。
その内容は「ジュセリーノはやはり贋物の予言者なのか」「ジュセリーノの予言は本当に当らないのか」といった質問に集約されるであろう。
それに対して自分はいつもと同じように同じような返事のメールを送りつづけている。
あいもかわらずだが、自分は「ジュセリーノは贋物の予言者なのか」という質問に対しては「ニセモノの予言者と言い切って間違いがない」と答えている。
そのことをめんどくさいであるとか嘆いてはいない。
おかげで新しいFAQというものを練り上げることが出来た。
喜ぶべきことであろう。
これも質問のメールを送って来ていただいた皆さんのおかげである。
<b>F A Q</b>
<blockquote><FONT color="#ff0000"><b>ジュセリーノが贋物の予言者であるというその理由1</b></FONT>
ジュセリーノがかつて自分が予言をして当てたと主張しているその発言や持ち出してきた手紙などの証拠類にはいくつものおかしなところがある。
例としては(もっともわかりやすいものとして)
1 アイルトン・セナの暗殺(暗殺の事実はまったくない)
2 チェルノブイリの原発事故(当時存在していない<FONT color="#ff0000">ウクライナ大統領</FONT>に手紙を送ったと言っている)
それ以外にも、彼が出した手紙や公証所に届けたという書類、あるいは受け取ったという手紙には偽造の疑いが払拭できないものばかりである。
1 マイアミヘラルド国際版編集部から受け取ったという手紙(署名のフォント-字体-だけが明らかに別物だったり、レターヘッドが別の会社のものだったりする→切り貼りして偽造した可能性が極めて高い)
2 2001年10月にジュセリーノがイギリスのマスコミに送ったと主張している、2005年7月に起きたロンドン同時テロの予言の手紙に書かれているその内容は実際の事件のあらましとは大いに異なっている。(さらに、彼はその手紙の中でテロに使われた爆弾の成分について詳細に述べているのだが、実はそれは警察が事件当初に「使われた可能性が高い」と発表しただけのものだった。ところがジュセリーノは「使われた」と断定的に述べてしまい逆に疑惑を生んでいるのである)
以上のことから考えられるのは、ジュセリーノは当時まったくそのような予言の手紙を送ったという確かな証拠はまだなにひとつ存在してはいないというのが事実である。
ただ、あとからそのような証拠を偽造したという疑いはものすごく濃厚である。
</blockquote> <blockquote><FONT color="#ff0000"><b>ジュセリーノが贋物の予言者であるというその理由2</b></FONT>
2005年、アメリカ政府を訴えるという裁判でジュセリーノがブラジル国内で一躍有名になってからであるが、その後に彼が発表した06年と07年の予言がまったく当たっていないという厳然とした事実。
その予言の中には日本の地震に関する予言もある。
<FONT color="#660000">06年5月「日本で地震。パニックと恐怖を引き起こす。
06年8月「日本で地震。人々は大きなパニック。日本は大きな危機をむかえる。」</FONT>
もちろんこのふたつの予言は外れている。
それ以外の外れた予言として
<FONT color="#660000">メキシコ湾で発生したハリケーンがアメリカ合衆国に到達するであろう。(7月)
そして、ヨーロッパで高温、(山)火事と嵐を引き起こす。(10月)
三個のハリケーンが(同時)発生。カリブ海、メキシコ、アメリカを襲う。そして、多大な被害。(11月)</FONT>
など、どう考えても無理だろう(当らないだろう)というものが結構ある。彼がこのような予言を発表してしまったのには、それには理由がいくつか考えられる。中でもっとも可能性が高いのは、ひとつは彼が北半球と南半球の季節の反転というものをついうっかり忘れてヨーロッパなどの北半球では冬の時期だというのに「記録的な暑さ」であるとかの予言を12月(南半球では夏である)の予言に入れてしまうようなうっかりミス(彼は人間違えをして、すでに死んだ有名人の健康に関する予言もしてもいる)と、もうひとつは近年に起きた大事件を参考にして「予言」をするものだから、同じような事件は必ずまた起きるという確信(その考えかた自体は間違ってはいないとは思うのだが)からなのか、ほとんどギャンブルに等しいようなことをつい書いてしまうようなのである。</blockquote> <blockquote>
<FONT color="#ff0000"><b>ジュセリーノが贋物の予言者であるというその理由3</b></FONT>
たとえば、2007年の1月にインドシナ領海で起きた航空機事故がそのもっとも象徴的なものなのだが、何か大きな事件が起きるとジュセリーノは「この事件を自分は予言していた」と言い出す。しかし、その肝心肝要の彼の「予言」には明らかに事実とは異なる記述ばかりが目立つのである。
それも何故か新聞やテレビでの速報や第一報にありがちな誤報とまったく同じ「予言」を発表してしまうのである。
彼が何故このような「誤報」を予言してしまうのかということについて深く考えてみるといくつもの疑惑が連鎖的に浮上してくる。
ジュセリーノは「夢の中で予知をする。夢の中の自分はその事件の現場にいる。そしてどこか上のほうから助言者の声が聞こえてくる」といっている予言者である。
この航空機事故のケースでいうのであれば、航空機が本当に墜落した場所は洋上である。にも関わらずジュセリーノは<FONT color="#ff0000">「航空機は山中に墜落して生存者がいる可能性がある」</FONT>という(マスコミの誤報どおりの)予言を発表してしまったのである。
つまり、その「夢の中のジュセリーノ」は<FONT color="#ff0000">事故の現場にはいなかった</FONT>ということになる。そしてこれがものすごく大切なことなのだが、これでは<FONT color="#ff0000">ジュセリーノ自身が自分の予言のシステムについて語った発言がまったくの虚構</FONT>であることを暴露してしまったのも同じことなのである。
以上のことから言える事。それは<FONT color="#ff0000">ジュセリーノが語っていた自分の予知の能力に関する発言はすべて虚言</FONT>だった可能性がものすごく大きくなったということになる。</blockquote>
以上の三点からいえること。
それは<b>ジュセリーノは贋物の予言者である可能性が極めて高い</b>ということになる。
(続く)