2010年6月9日水曜日

100609 Sendaで地震

これもだいぶ前からコメントやらメールをいただいている件であるが、正直扱いに困っている。

ジュセリーノの年間予言の中に「2010年 6月18日 日本のセンダ地域でM7.2の強い地震」[註1]というのがある。

その「センダ」ってどこなのかがさっぱり判断がつかないからだ。

googleearthで「せんだ」で調べると「千田」であるとか仙田、泉田、川田、船田、扇田というような「せんだ」と読める地名はそれこそ日本各地にいくらでもある。

これでは6月18日に日本のどこかで大地震があればジュセリーノ予言肯定の立場の者たちは「予言は当たった」とか言い出すことも可能ということになる。

考えるのもアホ臭いことだが。

またこれに関しては「VAN」さんという方からは「せんだといえばナハナハで那覇(沖縄)の可能性も考えたほうがいい」というようなふざけた意見も寄せられてきた。

まあ不謹慎といえば不謹慎なのだけど、ジュセリーノの機関銃並みの地震予言大連発自体が不謹慎なわけだし、このようなギャグ飛ばす人がいても目くじらたてることもないかなとも思うようになっている。

でも念のためにこれは書いておくが、ジュセリーノの予言ってこういう欠陥品ばかりなのですよ。

2010.06.09


[註1]Há um forte terremoto de 7.2 na escala Richter, nas proximidades de Senda - Japão em 18 de junho de 2010

【追記】

「常識的に考えれば、これはセンダイ つまり(あなたの住む)仙台のことでしょう」(by『ガイナ』さん)というようなコメントを多数頂いている。

常識…か…

ジュセリーノという自称予言者の予言について語るときに「常識」をあてはめることが、いかにむなしくバカバカしいことなのかについてはもう言うまでもないことだけども。

もちろん、ジュセリーノがスペルミスをしてSendaiをSendaにしてしまった可能性はあることだとおもう。

しかしそれだってやはりあくまでも可能性のひとつでしかないと思う。(なにしろジュセリーノ本人は「自分は夢でその場所にいる」と公言している自称予言者だからだ)[註→※1]

もしジュセリーノが「あれはスペルミス(タイプミス)で(地震が起きるのは)センダイです」と訂正をしたという事実があるのならばともかく、ジュセリーノが何も言っていない以上は、ここはやはりまず「センダで地震が起きるという予言」として扱うべきなんじゃないのかね。

ああこれも付け加えておくとするが、6月18日ドンピシャでなくとも(例によって)一週間前後の範囲でならは、宮城(福島)沖でM5程度の地震が起きたとしてもさほど不思議なことではない。よくあることだからだ。

2ちゃんねるで騒いでいるバカどもに対して言っておくとするが。


[※1]「PONさん」という方から「Senda earthquakeで検索すると結構でてきます」というコメントをいただいた。要するに、SENDAIとすべきところを間違ってSENDAにしてしまった例がいくつも見つかるというのだ。実際に自分も調べてみるとそんなに数はなかったが確かにいくつも出てきた。また、下のような世界地図の画像も教えていただいた。やはりSENDAIをSENDAとスペルミスするというのはよくあることのようだ。

fig08_l



上でも書いたとおりでジュセリーノは「夢でその場所にいる」と公言している自称予言者であるから、もしジュセリーノがこういった地図を見て予言を連発しているのだとすると(その事実があるのならばということだが)ジュセリーノの予言の信憑性というものを著しく損なう傍証となってしまうということも念頭に置くべきだろう。(まあだから自分もこの点にはしつこいくらいにこだわっているのだけれど)
10.06.21

【追記2】

さらに「大熊猫」さんというかたからジュセリーノの予言に出てくる日本の地名について「国際的に知られた地域か、それ以上に多いのは自分が講演会で訪れた地域です。今回のsendaも講演会で訪れた仙台の事を指した可能性が高い」

というコメントを頂いた。なるほど調べてみると確かにそういう傾向は強いようだ。

さらに、ジュセリーノの地震の予言で出てくる地名、ここ最近あるいは数年以内に大きな地震の起きた場所(地名)が非常におおい。それだけではない。起きる期日もまた法則性があって、その大きな地震が実際にあった日付に近いところばかりだという
ことを書いてきた方が何人もいた。

まあそれはすでに自分も2年以上も前に指摘したことなのであるが。

しかし考えてほしい。同じ規模の大地震が同じ時期に二度続けて起きる可能性はどのくらいになるものかを。

ジュセリーノの地震予言というもの、仔細に見てゆくとそういった実にいい加減というか人をバカにしたものばかりだということは付け加えて言っておこうかと思う。
2010.06.11

【追記 3】

6月13日(日)の昼過ぎに福島沖を震源とするかなり大きな地震があった。そのためにだと思うがこのブログの訪問者も四桁に近いところになった。(夜11時現在)

全然うれしくもなんともないが。

コメントの数も半端じゃない。まだ未集計だが、50以上80くらいはあるのではないのか。メールの数はそれほどでもないのだが。

コメントの内訳は、約半分近くは「ジュセリーノの予言は当たった(といっていい)」というようなジュセリーノ予言肯定者からのもの。

残り約半分は、ジュセリーノの予言に対応して自分がこの記事で書いた上の個所「6月18日ドンピシャでなくとも(例によって)一週間前後の範囲でならは、宮城(福島)沖でM5程度の地震が起きたとしてもさほど不思議なことではない。よくあることだからだ」というのが当たった、とするもの。

まあ自慢にもなんにもならないが、確かに自分の書いた個所は予言として見た場合は「当たり」である。

まあ、書いたとおりで当たりもへったくれもない。自分が書いたのは「よくある出来事」だからだ。

しかし、ジュセリーノの予言については見ての通りで、まだ当たったとか外れたとか結果を出す時期ではないだろう。ジュセリーノが書いた6月18日が来て、その後で当たったとか外れたとかの判定を出すのがスジというものだろう。

というか「ジュセリーノの予言」をあくまでも肯定するという立場の人たちは何故今日13日に福島沖で起きた地震を指して「ジュセリーノの予言は当たった」とするのだろうか。自分にはそれがわからない。

文章を読む能力(読解力)が欠けているのか、それとも理性を失わせてしまう病(オカルト病?)の怖さということなのだろうか。

はっきりいって自分にはただのバカにしか見えないんだが、こういう人たちが。
2010.16.13