【ジュセリーノ予言の真実 0621】 一仕事終えた感想みたいなもの
一言でいうのなら「ぷはぁ~」みたいな感じがしている。
長い時間息を詰めていたのをやっと吐き出したみたいな。
ジュセリーノの2006年の月別の予言の日本語訳を記事にし終えた感想なのであるが。
でその「2006年の月別の予言」なのであるが、記事にしてアップしはじめたときから不評であった。(笑)
「やめろ」とかメールやコメントで書いて下さる方が多かった。非常にこれがまた(笑)
理由は様々のようである。もちろん多くは、(推測に過ぎないが)ジュセリーノの旧悪(日本に紹介される以前に既に予言が外れまくっていたという事)をばらされるのは困るという人たちであろう。
しかし中には真面目に「今更、日本では正確な記述も無しにむしろこのまま消えてゆくだけのハズれ予言についてあれこれとページを割くことはむしろジュセリーノ騒ぎというものを沈静化させるのとは逆の方向にしかなりませんよ」という意見の方もいたのである。
それはどうかと思う。やはり本心からこの「ジュセリーノの(偽)予言騒ぎ」というものを沈静化するためには、この「フィクション」の基礎の部分から粉々に撃ち砕くために何が良いのかと考えた場合はだが、一番良いのはやはり過去の外れ予言というものについてきっちりとした検証をすることだと思うのだが、自分はだが。
でなくともやはり「ジュセリーノの過去の予言についてもっと詳しく知りたい」という人は潜在的なものを含めればものすごく多いと思っている。
しかしそんな人にとって日本語で読める「ジュセリーノの2006年の予言」は、前にも書いたことだけれども「日本語仮サイト」というところにある機械訳されたものしかない、というのが現状なのである。
「誰かが(ちゃんとした訳を)やってくれるのでは」と甘い期待もしていたのだが結局そういう人は出てはこなかった。
も、だから「自分がやるしかないのかな」と思ったまでである。
以前頂いていた日本語の訳(非常に簡単な意訳に近いものだ。それとて現在見ることのできるものとはかなり違っていてしまっている)を元に、足りない部分は自分で訳をつけるという暴挙である。
ポルトガル語など読めもしない人間が訳をするというのだから「暴挙」以外のなにものでもないだろう。
でもそれでもだ、まだその「日本語仮サイト」よりはずっとマシなものを提供したという自負はある。(それだけあのサイトが酷すぎるというだけの話なのだが)
むこうが30点の出来ならば、こっちは70点くらいの出来にはなっているはずだ。
もちろん、自分のした部分についてはだが、単なる誤訳以外にも訳者の無知による「違訳」も相当あるに違いない。
ひとつは、その原因となるのはやはり二重訳の限界から来るというものがある。
ノストラダムスの時に自分も随分と口を酸っぱくして人を非難した記憶があるので非常に後ろめたいことなのではあるが、「二重訳」というものはどうしても正確性というものを失う。だからやっちゃいけないことなのだ。本当ならば。
それでも自分はそれをやった。それしか方法がなかったからだ。
結果的には自分が恥を晒すことにもなるのだが、それで済むというのであれば、まあ、そのくらいの恥ならばこの際お引き受けしましょうということだ。
言うまでもないことだが、この訳を元にしてもっと「良い日本語訳」にしていけばいいだけの話だ。
どっちにしても、そういう地味な作業の積み重ねがジュセリーノの予言の「虚構」といったものを暴いてゆけばそれでいいわけだしな、と。
まあそれで自分が何故こういう日本語の訳をつけたかという道筋を明らかにするために自分が訳をつけた個所に関しては参考にしたフランス語訳と英語訳は消さずにそのまま載せておくことにした。
説明がだいぶ遅れてしまったが、使用した翻訳サイトは全て「アルタビスタ」、いわゆるバベル・フィッシュである。
機械訳とはいえ、訳をする前に土地の名前などの固有名詞の頭文字を大文字に直すなどの下準備はして、場合によっては文を区切るなどして機械訳に掛けている。なので「日本語仮サイト」で乱発している「1月の川」であるとか「一般的な鉱山」「美しい地平線」といった地名までも訳するということも、ペルー(PERU)のことを「トルコ」と訳するような間違いもほとんどしていないはずだ。
が、問題があるとすれば、前置詞や副詞の位置とその作用する範囲の取り違えから起きる誤訳や、文説の切りどころの間違えから反対の意味に訳してしまうという「慣用句に関する無知」から来るものが殆どになるのではないかと思う。
一応ポルトガル語の読めるという皆さんに対しては「間違いがあったら教えてください」というお願いは出しているところなので時間が経てばよりよい日本語訳が提供できると思う。
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