【ジュセリーノ予言の真実 0622】 2006年月別予言の正体
理不尽というか身勝手と言われるかもしれないが、自分は今怒っている。
何に対してかというと、そのジュセリーノの予言というものを予言として信じていて自分のブログでこのジュセリーノの予言についてあれこれと書いているという人たちやたま出版とその周辺の人たちに対してである。
こうして2006年のジュセリーノの月別の予言の一覧というものを訳して記事にしてその一個一個について検証を始めてみたのだが、だんだんと出てくるその結果に対してムカッと来てしまうのだ。こう見えても(どう見えるのかはよくは知らないが)割と短気なんです自分。
まあ予言が外れまくりなことはある程度判っていたのだが、こうして2007のものと見比べてみて気がついたことがあった。
2007年のものは2006年の焼き直しだということだ。
さらに言えば2006年の予言も2005年に実際に起きた事件が元ネタとなっているものばかりなのである。
ジュセリーノの予言の方法の中でも、ブラジル国内の出来事に関するものを見比べてみるとよくわかることなのだが、同じ時期には同じような出来事が起きるという予言がやたら多いのだ。夏になれば大雨になり川が氾濫して病気が蔓延して、秋になると台風(ハリケーンだが)で被害が出るぞ山崩れが起きる、そういうよくあるようなことを繰り返して「予言」しているだけだ。
世界的な出来事に関する予言もそうだ。イラクや中東では自爆テロが相次ぎ、イスラエルとパレスチナの紛争は続き、インドネシアや日本では地震が頻発して津波が起きる。地球の温暖化は進んでゆき…、と同じ「予言」ばかりを繰り返しているのだ。
もなものだから、「事件の予言」に関してもその元ネタとなるものが割と簡単に見つかるのである。
たとえば、2006の1月の予言の中にある「イラクで30人が死亡する爆破事件」の予言の元ネタは前年の12月に起きたバス爆発事件で30人死亡の事件であることがすぐにみつかる。(「みち☆まり」さんの調査による)
また、3月の刑務所の暴動の予言も前年の3月17日に「Pinheiros ピニェイロス?」の刑務所で起きた暴動事件のことを繰り返して言っているだけに過ぎないことがすぐにわかるのである。
従って、2006年に実際に起きてしまった「前例のないような大事件」に関する予言などはこの月別の予言表などには書けるはずもないのである。
(1月に起きたES細胞論文に関する実験の捏造の判明。2月にイギリスで起きた2500万ポンド(日本円で約51億円)の紛失、など)
本来ならばこういうようなことはジュセリーノの予言というもの信じているという人たちが日本に向けて「布教」する前に調べておかなければならないことのはずである。
しかし、「たま出版」、名指しで言うが韮沢潤一郎社長という人はこの事実を知っていたはずだ。知らないはずがない。知っていてジュセリーノの予言というものがやれ「90%の的中率」であるとか「911のテロを日付までも言い当てた」とテレビやマスコミに向けて言いつづけていたということだと睨んでいる。
こういうのを「隠蔽工作」と言うのではないか?
「CIAや米軍が隠蔽工作とか言う前にさ、自分のやってることを反省しろよな…。」という怒りである。
で、今度は同じ刃というものを、ブログで「ジュセリーノの予言はすごい!」とか書いている人たちにも向けたいのである。本当ならば。
信じるのであればそれは自由だ。信仰にとって不都合な事実ならば目を閉じて耳を塞いでその事実などなかったことにすればいい。
ただしそれが「信仰」ではないと言い続けるのであれば話は別だ。やはりたま出版・韮沢潤一郎とおなじくくりに入れて、糾弾の対象の中に入れるべきであろうということだ。
こうした心積もりでもって、ジュセリーノの予言というものについて記事にしているブログというものを再度巡回してみてみたのだが、「良心的」といえそうなものでもせいぜい「なかったこと」としてそれっきり記事にしないでいるというようなものしかないのが現状である。
ひどいものになると「新しい情報がありしだい更新します」と言って置きながら3ヶ月以上もほったらかしにしているHPもある。
おーい、新しい情報ならいっぱい出てるぞー!
「新しい情報がありしだい」、本当ならば一番いい方法はこのブログにリンクすることなのだが(笑)まあそこまでする必要もないであろうけれども。
まあそれでもいいのだが、(それ以上のものは期待していないよ、ということだ)ひとつ考えてもらいたいことがあるのは、グーグルでもヤフーでも検索をするとまだこういう「ジュセリーノの予言は当たっている」という記事が生きているということである。
あとから最近になってこのジュセリーノの予言というものを知って検索で調べようとする人にもあなたのそのHPやブログの過去記事は見られる可能性は非常に高いということだ。
それはその新しくやって来た人に対しても不親切なことであるし、それ以上にあなたのそのブログの信頼性そのものが疑われるということでもあるのだ。
記事を削除せよというのではないが、そのようなものをほったらかしにしていると今ではもう間抜けに見えるだけですよということだけは言っておきますね。