2007年7月10日火曜日

070710 「ハチソン効果」のときと同じなのか?

すでに気がついたという方やご存知の方もおいでのようだが今このブログはちょっとばかし大変なことになっている。
その対策に時間と手間を取られているので正直ジュセリーノの予言どころではなくなっている。本末転倒にもほどがあるというやつだが。

さて、3月にも同じようなメールが来ていて、最近またもや似たようなメールが来るようになった。同じ人間なのかどうなのかは判断がつかない。

曰く「もし7月13日に本当に地震(と津波)が来たならどう責任をとるのだ?」というようなメールである。「オマエの言うことを信じたために助かるはずの命も助からなかったとしたらどうする。ごめんなさいと頭を下げるとかだけでは済まないことになるのだぞ」とまで書いていたりするのだな。無茶苦茶な論理である。脅しにもなっていない。

まあこういうことが言える神経をしている人間なのだからこそ人に向かって「予言は当る」とかも語れるのだろうけれども。

どうもこうもない。どんな事態になっても自分はジュセリーノの予言なんてニセモノであると言い続けるだけである。

たとえ(不謹慎な事は重々承知の上で書くのだが)7月13日に日本に大地震が起きて犠牲者が出たとしてもそれは単なる偶然でしかないし、確率上極めてゼロに近いことだけれどもそれがたまたまその日に起きてしまっただけのはなしでしかない。

それにその質問はまず第一に「7月13日に日本で大地震が起きるという予言がある」などと言っている人間に向けてすべきものであろう。

それこそ「来なかったんだからいいじゃないか」で済むような話ではないのだ。
自分が「危険である」と前からずっと言っていて、このブログでも書いているのはこのような日付を区切った「予言」についてである。

日本という国で暮らしていたのなら長く生きていれば一度や二度は大地震に遭遇するのはある意味必然でもある。

かくいう自分も震度6レベルの大地震には過去一度遭遇している。大きな地震の恐怖ならば誰に言われることもなく知っているつもりだ。

だから自分がしつこく食い下がるのは「その大地震が何故7月13日に起きる」と言い切れるのか。その根拠はなんなんだということだ。

でそれがブラジル人の男が夢で見たという根拠だとしたらそんなものは犬のクソ以下である。

しかもその「予言」では、この日本のどこに地震が起きるのか、それすらも明確でない。

そのような言葉を信じろという方がアタマがおかしいのである。

いやアタマがいかれているというだけならばまだいいのかもしれない。

もっと問題にしなければならないのは、そういう根拠のない「予言」が不安ビジネスを横行させている原因になっているということである。

だから「もしその予言が外れたらどう責任を取るつもりなのだ?ごめんなさいとアタマを下げて済む話ではないぞ」と、そのニセ予言を言い広めている人間に向かって言いたいのはむしろこちらサイド側なのである。

反射的に自分は「ハチソン効果」を巡る騒ぎのことを思い出した。

かつて「ハチソン効果」なるものが話題になったことがあった。その「ハチソン効果」を巡っての詐欺事件がこの日本(日本人の身の上)でも起きている。

その「ハチソン効果」について肯定的に、「実在する可能性は高い」とテレビに出演して語っていた人物がいる。

同じ人間がいまでもテレビに出て同じ種類のウソを吐きまくっている。果してこれは許されることなのか。社会的・道義的に。