2007年7月25日水曜日

070725 新たな偽造疑惑(重複)

まだ詳細がはっきりするまでは取り上げないでおこうと思っていたのだが、17日にブラジルサンパウロで起きた航空機事故に関して、ジュセリーノが「あの事故を予言していた」というような文書を公開したようである。
http://www.jucelino.daluz.nom.br/carta_tam.htm

もちろん今までそんな「予言」など公表されていなかったはずだし、そのような文書など聞いたこともなかったのであるが、「ビーン」さんという方からきたメールで
「公式のページに新しい予言の届けをしたものがアップされているらしいのですが、このあいだの飛行機事故の予言らしいです」

ということを知らされて、その新しい方のHPを見てみたのだが、確かに新しい文書が追加されていた。

よく見てみると、たしかに17日に起きた航空機事故を予知してそれをTAM航空関係者に送っていたというような文書と、その画像、そして幾つかの発送と受け取りの証明(註1)のようなものが添付されていた。

多くのジュセリーノ・ファン(嫌味だよ)の方ならばご記憶であろう。以前、インドネシア領空で起きた「アダム航空の遭難事故」(07年1月1日)のときにもジュセリーノは似たようなことをやっている。

FMの放送局に対して「もうすぐ航空機の事故がある」とだけ予言の文書を送り、事故後になって「自分が予言していたのはこの事故のことだ」と予め公証所に登録しておいたという予言文書を公開したあの「事故」のことである。

しかし、問題になったのはそのジュセリーノが「夢で確かに見た」という光景が実際の事故とはまったくかけ離れていて、しかもなぜか事故直後にブラジル国内で流れた誤報そのままの内容であったことだったのである。(註2)

つまりジュセリーノはご丁寧にも自ら「誤報を予知した」と名乗り出るようなマネをしまったのである。(TTさんによる)

再びそれを想起・連想させる気持ちの悪い出来事である。

彼は何故そこまでして「事故を予知していてそれを通報していた」という偽の証拠偽造と疑われるようなことをするのであろうか。

サッカーで言えば、審判のすぐ目の前で自分から転げてみせてシミュレーション・ファールを取られるようなものである。

あるいは彼は今 一種の「裸の王様」のような状態において置かれているのかもしれない。

さて、全ての人には「このこと」については真剣に考えてほしいのだ。ものすごく重要なことである。
もし「ジュセリーノの予言」というものがただ単に何者かから伝えられた「言葉」を「預言」として発表しているのであるとしたら(いやそれでも許されることではないのだが)まだこのような「誤報」が混じりこむというのも理解の余地というものはあるだろう。

しかし、ジュセリーノは「(夢の中の自分は)その事件や事故の現場に居合わせていて、そして何処からか聞こえてくるアドバイスを耳にして、そして目が覚めるとそれを文章にする」と自分で言っている「予言者」なのである。

それではこのような「誤報という文字による情報」が混じりこむというような間違いは絶対にあってはならないことだからだ。

では何故このようなことが起きてしまうのか。以下の可能性が考えられるであろう。

1 ジュセリーノは自分の予言方法を勘違いしている。

※(夢の中の彼は)現場にはおらずにただ光景として「見た」ものだけを事件・事故の現場だと思い込んでいるだけとかそういうことである。もちろん意味のない仮定でしかないのだが。

たとえば、アダム航空機の墜落を例にした場合、航空機の墜落した現場は「インドネシアの洋上」であるが、一方「山中に墜落した」という誤報が流れたのは「インドネシアの陸地」であり「ブラジル国内」である。つまりジュセリーノが「誤報を予言してしまう」ということは「(夢の中の)ジュセリーノはその墜落の現場にはいない」ということを意味する。(『きっと彼は誤報を報じた新聞の紙面とかを夢でみたのでしょう』などということを言い出す人物が出てきそうだが、それではその人物はジュセリーノの予言というものを端から理解していない、信じていなかったということにもなりかねないのである)

2 ジュセリーノは自分の予言の方法について嘘をついている。

その「(夢の中の自分は)現場にいる」というのが、実はそうではないことは知りつつも何かの事情で「現場にいたのです」と嘘をついていた場合である。(非常に意味のない推測ではあるが、あえて肯定派の口を予め塞ぐためにも可能性のひとつとしてあげて、そして潰してみた)

3 ジュセリーノは予言者でもなんでもなくてただの嘘つき

ジュセリーノによる「自分は今まで沢山の予言をしてきてそれは全て当たっていた」という彼の証言と事実関係と状況証拠全てを合理的に説明するのに最も自然で最も可能性が高いのがこれになる。


なんにしても、もうジュセリーノとその周囲にはかなりの疑いの目が向けられており、なにか事件があれば逆にその欺瞞と嘘がすぐに暴かれるという負の循環が続いている状態(ジョアン・ヒグチ・ナシメント氏による)だそうだから、たぶん(まず間違いなく)この事故の予言に関しても「ジュセリーノの予言の矛盾点」といったものの続報、第二弾というものが日本にも届くであろう。間違いない。

※ この記事は予定していたものを25日に差し替えしたものです。
※ この記事は24日のものに新たに書き加えたものです

註1 「TAM航空のチケットの半券ではないか」というメールを頂いた。
※その後掲げられていた画像に加工がなされたようである。
    「AR」というのは郵便書留の送り証明書のようなもののことらしい。「半券」で    はないらしい。ひょっとすると半券が画像として掲げられていたのかもしれない。

註2 2ちゃんねるでもこのことに気がついてそれを事細かに記述していた方がおられた。


ジュセリーノの予言8【中越沖地震的中】
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1184646618/
420 本当にあった怖い名無し sage 2007/07/19(木) 17:21:24 ID:ydnjlRqZ0
今年の1月1日に墜落したアダム航空機の事故の件だが、妙な事が分かった。

http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/airline/1171469817/

予知の内容と、最初の報道は上のリンクを見てもらったとおりなんだが、
この報道は誤報で実際には機体はスラウェシ島付近の海で尾翼の一部が海で見つかっただけ。
遺体もほとんど見つかっていないし、生存者も確認されていないようだ。
詳細は以下のWikipediaで。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E8%88%AA%E7%A9%BA574%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85

私はアンチでも否定派でもなくジュセリーノに大いに期待しているひとりなのだが、
なぜジュセリーノの予知が最初の誤報に酷似しているのかについて重大な疑念を抱いている。


自分がこのことを記事にするよりもこの方の書き込みの方が先だった。