2008年9月13日土曜日

80913 このデマ騒ぎの責任者は誰か、という問いに対する答え その3




つづきである。



ここでもチラチラと書いていることだが「週刊新潮」のあとも(もちろん新潮の記事中に自分の名前が出たからということなのだろうが)幾つかのメディアから取材のようなものは受けている。



しかし(フリーという立場での取材者であるということが大きいのだろうが)どれもこれも「いつ記事にするという明確な予定はない」という現況での取材であることに自分は少し苛立っている。



はやいはなし、どこもかも「様子見状態」ということらしい。もっと露骨に言えば「13日が過ぎてから」ということらしいのだ。







中には正直な方もいて、そのへんの事情というものを詳しく説明された方もいた。



(その方かあるいは関係者が当事者となってしまった例として持ち出されたことなので具体的な名称の入る)前段の部分は割愛するが「誰が文中の記述に対して全責任を持つのかという段になると現在訴訟案件をいくつも抱えている雑誌ほど慎重になりがちで、要するに書きすぎて逆に(向こうから)訴えられたりするのだけは避けたいんですよ、どちらさんも…」ということらしいのだ。



しかしなぁ、「訴える」って何処がそのメディアを訴えるというのだろう。ジュセリーノのアジア代理人である山川栄一のことなのだろうか。



それとも「ジュセリーノ友の会」か、それとも「日本テレビ」か「テレビ朝日」なのだろうか。



あるいは「たま出版」とか「ソフトバンク」といった他の出版メディアなのだろうか。



たしかに自分もかつて「文芸春秋(註)」にいた知り合いから聞いていたこととして、このような報道が時として遅れたり潰れたりする理由として「記事にする際の大きなリスクというものはいくつかあるが、記事の速効性というものをジャマするのは外側にではなくむしろ内側(社内)に多い。その中でも(上層部が)アタマを悩めるものがあってそれは訴訟対策。それでアシを引っ張られることは多い」ということは聞いていた。(註)



まあそれでもこうして(13日以前である)今日までに取材を申し込んできた方々に対しては誠意は感じたし、ある種の勇気というものは感じたということはあった。



でももしこれがたとえば13日以降になって(当然のことだが)地震がなかったからという理由で「記事にする」といって新たに何処からか取材を申し込まれたりした日には自分はその取材申し込みに対して軽蔑の感情は持つかもしれない。



内心、「バカかオマエら、それじゃ何かい?おまえさんたちはジュセリーノの予言が的中する可能性があると思ってたのかい」ぐらいは思うかもしれない。



しかしこれもまた自分の立場からの正直な意見ということなので、もしそういうところがあったら(態度に出てしまったらということになるが)それについては予めご了承願いたい。まあこんなことまでも書いちゃったら取材はもう来ないだろうな(笑)



自分はそれらの取材の人に対して強く言ったことがある。



それは「では誰がこのニセの予言で不安を感じてしまったという人たちの心の中に強く残ってしまったその不安の源であるニセの予言者ジュセリーノというそのものを根本から消し去ることができるのでしょうか。それこそがメディアによる自浄作用でありそれはあなたたちの責任でもあるのではないでしょうか」ということだ。



長いな。はやい話が「テメエラの不始末はテメエたちでなんとかしろよ」ということである。



果してこの自分の訴えというものを真面目に受け取ってくれるところ(メディア)というものは現れるのであろうか。



それも13日よりあと、というのではダメだ。



今だからこそ その必要があるのだ。



それに対しては自分はあまり期待はしていない。残念なことではあるが。



                           2008.09.10



註)「週刊文春」編集部ではない。発行元の「文芸春秋社」である。

註)ジュセリーノのことで出た話ではない。もっとだいぶ以前のことである。







akgoodco1224 at 00:45 │コメント(2) │ジュセリーノ予言の真実 | 反カルト・非オカルト




コメント一覧

2. Posted by かまたあきよし 「TAKA」さんへ 2008年09月15日 10:31

おっしゃるとおりで、9月10日以降「13日の予言」のことで寄せられたコメントはもう150件を越え、メールに至ってはおそらくは300通を越えているのではないでしょうか。そしてご推察のとおりで、その半分以上、いや3分の2は同様に愛知をはじめとする東海(静岡を含む)方々からのものです。

この届けられたメールの数であるとか書かれていることなどから同地域の至るところで同じような光景があり、同じような不安というものが漂っていたことだけは間違いのないことだと確信しております。「これではまるで地震は起きなくとも見えない地震というものの被害を受けたようなもの」と書かれてきた方がいらっしゃいましたが、自分もまさしくそのとおりだと思います。しかし地震は天災ですが、この「予言被害」は明らかに人災であり、犯人は明らかです。ジュセリーノというブラジル人のニセ予言者をその犯人にまつりあげることも出来るのでしょうが、自分はこの犯罪の被告というものは、このニセ予言者のニセの予言を撒き散らしたもの全てであり、その全てが罪が償うべきであると考えております。特に日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京といったマスコミと、たま出版、ソフトバンク、講談社といったジュセリーノの本を出した出版社についていうのであれば「万死にあたいするもの」だと考えています。



1. Posted by TAKA 2008年09月15日 01:42

いつも楽しく拝見しております。

たぶん13日のことでいくつもコメントが来ていると思います。



その9月13日名古屋でM8.6の地震が起きる。そんな予言、当然はずれました。

 私の住んでいる所は岐阜県です。名古屋がある愛知県の隣になります。東海地震が起きるともう何年も前から言われています。それだけに地震には敏感になりがちなのです。



私の勤め先は名古屋です。やはり会社でも予言は話題になってました。

もちろん外れると分かっていても日にちや地域が限定されている以上どうしても気になってしまいます。



 友人の彼女などはそれを信じ、「13日は家にいる」とまで言っていました。

 この東海三県(愛知、岐阜、三重)でどれだけの人が予言を信じ家にいたことでしょう。



 それにより外へ出て消費行動が起きなければこの地方の経済にも多少なりとも損失が出ているのは間違いないです。

 おそらく他の地方の方も自分の住んでいる所の予言は気になることでしょう。



いいかげんな予言により、どこかに損失が出ている。

かなりたちが悪い有害な予言です。

ジュセリーノには「責任」という文字はないんですね。ジュセリーノには早く消えてほしいです。

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【かまたより】コメントありがとうございます。(つづきは別のコメントというかたちで)