2007年7月1日日曜日

070701 二種類の人間

そういえば前々からときどき「たま出版から警告のメールみたいなのは来てるのですか?」みたいな質問が来ていた。

そのたびに同じような答えをしてきたのだが、ここに来てまたそういう質問が増えてきた。まあだからここでまとめてお答えするのだが、

来ていないのだ。残念なことに。

自分はそういうものが来るのを待っている。もちろん来たらここで皆さんに公開するつもりである。そしてこれは別に違法行為とかそういうことにはならない。もらった側の裁量の問題だからだ。

というかまずもってこないだろうと踏んでいる。まず第一に、もちろんそんなものを私に対して送れば自分らがかえって不利になるということくらいは計算済みだろう。知り合いがたまのBBSにこのブログのことを書いたところ没になったそうである。しかも何度もだ。だから彼らがこのブログのことを知らないということはありえない。

さて、警告があろうとなかろうとなのだが、問題は何が事実であり、何が事実でないのかという一点でのみ争われることになるであろう。そうすると絶対的な不利なのは「あやしげな予言を世間に対して振りまいている側」のほうだ。

さて、ではそのたま出版の出したジュセリーノの本の中にはどれだけの真実というものが書かれているのであろう。そして彼らはそれを証明することはできるのであろうか。

象徴的な一文がある。韮沢潤一郎氏その人の手によるこの本の前書きの一部である。(これはネットにあったものを流用したものだ)
このような正確な未来の告知は、これまでは、“光球”の出現日が伝えられたファティマの奇跡と、未来の天気図が印されたミステリーサークル現象がある(巻末資料参照)。これらの場合には、いずれも地球外知的生命体の干渉があったと私は考えている。
地球に危機が迫った現在、見るにみかねた宇宙からの警告がジュセリーノ氏を通じてなされているのだろうか。高度に進化した宇宙人であれば、正確なSRVの手法が可能であろう。

まあジュセリーノ氏に聞くなりなんなりしてその部分については確認するのが手っ取り早いはずなのだが。

なんにしてもだ、このようなことを大真面目に考えている人が社長を務めている出版社から出された本なのである。

もしこの本の内容について、その中に「真実」を見出すという作業をするとするのならば読む側はこのような仮定を頭に入れてから読んだほうがよい。それがこの本(を出している出版社)の基本理念となる部分だからだ。決して抜かしてはならない部分なのだ。もうだから単純に予言が当ったとか外れたとかいう問題ではないのである。

もし自分が「真実とはなにか」ということを問われるような場所に担ぎ出されて、この韮沢氏と一対一で議論しなければならないという立場になったならば自分はもちろんよろこんでその場所に出てゆくであろう。そこでこのブログで書いていることをそのまま述べればいいのだ。それだけである。もちろん人間としてのオモシロさや詭弁の技術について競うのではない。どちらが真実なのかを証明する対決である。

不謹慎な話になるのだが、もしこれが一種のギャンブルとしてあってどちらが勝ちかに金を賭けねばならないとする。もちろんたとえばの話であるが。

もし私が第三の人間で、この対決に金を賭けるとしたのならばどちらに金を賭けるか。もちろん「かまた側に全財産」である。

で、これを読んでいるあなた、あなたはどちら側の言葉に「真実」というものがあると思いますか?「ニラサワ氏」か「かまた」か。もしどちらかに全財産を賭けなければならないとすればどちらに賭けます?

まあだから韮沢氏個人でもたま出版でもいい、もっといいのはジュセリーノ本人からその警告のメールでもなんでも来ることなのである。

しかし残念なことに来てないのですよ。

もちろんジュセリーノの公式のHPにあるアドレスにこのブログの存在を知らせるメールはとっくに出している。英語だけどね。まあ英語の教師だからかまわないでしょう。