2007年2月27日火曜日

070227 ジュセリーノ予言の嘘 その3 彼は懸賞金の権利者といえるか?

 
【ジュセリーノ予言の真実 0227】3 彼は懸賞金の権利者といえるか?

一週間前、2月21日の記事の中で

>おそらくあと二週間もしないうちにこのブログ、「ジュセリーノ」という検索語だけでも10位以内、あわよくば5位以内につけることもあながち不可能ではないところまで来たという確信を得た・・・
と書いたが、本日27日の段階でグーグル「google」だと

ジュセリーノ」で12位 約 29,500 件中

ジュセリーノ 予言」だと7位 22,400 件中

というとこまで来た。

これもひとえにご協力いただいている皆様のお蔭であるとしみじみと感謝しつつ、
さらに上を目指して一層の努力をここにお約束申し上げたい。

是非とも、これからもよろしくお願い致します。
あと少しです。もうちょっとのところまできました。

なんて選挙カーみたいなことを言っているが。

自分の目標を口に出して、その実現のために持っているもの全てを
注ぎ込むということの大変さを今改めて感じているところです。充実感もありますが。
でも充実感を感じるなら他のことで感じたいものですなぁ。正直。

ちなみに、検索の結果(2ちゃんねるの過去ログ以外は)自分より上位に出て来たものは
全ていわゆる「予言肯定派のひとたちのもの」とウィキペディアのみとなった。

ウィキペディアが上のほうにあるということは、自分にとってもそうだし、この「ジュセリーノの予言の真実」というものをつまびらかにしようと思っているひとならば、皆誰もが非常に良いことだと思うのではないだろうか。
これといった批判が書かれているわけでもないので、ジュセリーノの予言というものの最低限日本でわかっている事実だけでも確認するには今最も有用なページになっている。

もちろん、自分にとっての敵でもないし、抜き去るべき対象だとも思っていない。
是非とも皆さんにも一度目を通していただきたいと思っている。

さて、本題。これもNSさん、JYさん、サシャさん(仮名)という三人の(ポルトカル語の読める)方からのメールで確認できた事実を元にしたわたしの考えなのであるが。


これは「ジュセリーノの予言」というものそのものというよりも、ひとつの情報として捉えた場合についての考察になる。

「自分はバクダッド陥落後イラクに潜伏していたサダム・フセインの隠れ家を予知して、アメリカ政府に手紙で通報していた。アメリカ政府がフセインの身柄を確保できたのは自分のもたらした情報によるところが大きい。(従って)アメリカ政府はフセインに懸けられていた懸賞金を受け取る権利がある」というジュセリーノの言い分である。

これはすでに報道されて皆の知り得ることだから誰も疑問を挟む余地のないことだと思うが、バグダッド陥落後のサダム・フセインはイラク国内の支持派の手引きでイラク国内を(場合によっては数日単位で)転々としている。その隠れ家は、小さく別けると数百ヶ所にも及ぶという。

したがって、いくら有能な予言者であろうと超能力者であろうとも「サダム・フセインが現在居る場所、あるいは何月何日には何処に現れるのか」という具体的な付帯情報を記さなければ、結果的に捕獲された場所がいくら正しいとしても、その情報それだけでは身柄確保のための有用な情報と足りえない。

それこそ、何通も何十通もイラクの地名を書いた手紙を書いて送れば「当った」ということになってしまうからだ。(ジュセリーノ自身アメリカ政府に宛てて何通も手紙を出した、と言ってしまっている。)

「いた」という過去の話では(アメリカ政府にすれば)なんの役にも立たない情報だし、それで「当てた」と言い張っても、それでは「優れた予言者」とはいえないだろう、ということだ。

悪くいえばそれこそどっちにしても「あてずっぽ」でいくらでも結果的に後から「当てた」と主張出来る範囲内になるであろう。

だから、予言としてどうのこうのというレベルの話を持ち出さなくとも、ジュセリーノにはその懸賞金を受け取る正当な権利はないのではないかと思うのである。

もしそんな金があるのならば、アメリカ政府はジュセリーノに支払うよりもイラク再興の資金として使うべきだろう。