【ジュセリーノ予言の真実 0228】 ジュセリーノの予言の嘘5 ネットで予言の流布をする人たち
いまさらながらインターネットである。8年前、ノストラダムスの予言が世間を賑わせていたときも実は一番この予言を広める役目を果たしていたのがインターネットだったといっていい。
今度のジュセリーノの予言も実はノストラダムスの時と同じような傾向を辿っている。
さらに今度はとんでもないものが噂を広めるのに一役かっている。検索エンジンというやつだ。
たとえばあなたがどこかのポータルの検索エンジンで「ジュセリーノの予言」について調べたいと思うとする。ここに代表的な検索サービスのA社とB社があったとして、同じ「ジュセリーノ」という単語で検索した結果に大きな違いが出たらどう思うか、だ。
たとえばA社の検索で上位に出て来たHPやブログはやたら「ジュセリーノの予言は本物」だとか予言は当るという内容のもので占められているのに、B社での検索の結果上位にあるものはウィキペディアの該当ページであったり、あるいは自分のブログのように「嘘が多い」とかを強く主張しているものなど内容はバラバラだったりするのだ。
この場合、A社の検索結果には何かしらのフィルターがかけられて、そういうネガティヴな内容のものはふるい落としていると考えられる。これを仮に「ネガティヴ・フィルター」とか「ポジティヴ・フィルター」と名付けておこう。これが作用しているらしいのだ。
実は試してみたのだ。自分は自分のブログでこのA社を褒めちぎる内容の記事を混ぜて見たのだ。結果は案の定その記事だけは、2日もたたずに面白いようにすぐに上位に出て来たのだ。
話は変わる。Yahoo!Japan のことだ。意外に思われるかもしれないが、日本におけるポータルのシェアは実はこのyahoo!JAPANの独壇場である。たぶん今年もこのままであろう。優位はゆるぎないと思われる。
後発のG社とのシェア比率でもまだ3対1くらいではないか。
全体でみてもまだ6対2対2(その他)ぐらいだと思う。
そのくらいは先行マージンがまだまだあるし、こういう「ボジティヴ・フィルター」で、意図的に利用者の便を考えた検索の順位を表示しているということが良い方向に作用しているからだと思われる。
こういうネットでの噂が広がる後押しをしているもの。それは噂というものをポジティヴに捉えて、礼賛したり良いものと書いているものばかりが目につくような加工がされているのだしたらそれはものすごく皮肉にことなのであるが。
しかし、その仕組みが自分らにとって全て良い方向に流れるというものでもないことを今確かめたばかりである。
その、ソフトバンクモバイルについてブログ検索でちょいと調べてみたのだ。
当然、上位には「いやぁ、SBMは料金も安いし通話品質も他社と較べるといいですよ。」という内容のものばかりになる。事実だからしかたがない。(そう出てしまうという意味での事実である)
いやぁ、ヤフーYahoo!Japanは素晴らしい。しみじみ感じた。(鷽)
そういう予言であるとか噂を広めたいという人たちにとってすればそういう検索のシステムはとてもありがたいに違いないことなのだろう。
最近自分のところに送られてくるメールの質自体が以前とは違ってきたという傾向があることからもそのことは窺える。(つづく)
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