2007年3月10日土曜日

070310 一区切りをつける 

【ジュセリーノ予言の真実 0310】 (10) 一区切りをつける 

まず先にジュセリーノの予言の3月の部分の残りについて訳ではなく解説だけを載せておく。やはり中途半端なままで置くのは良くないことだろうし。


F)Manifestos na Argentina e novas crises rondam o pais;
F)アルゼンチン政府の政策が新たな危機となる(国中に広がる)



強引な解釈をしてしまうと、アルゼンチンの経済破綻からの立ち直りが実は良くないことだという「予言」になってしまう。

誰にとって良くないかかといえばもちろん隣国であるブラジルであり、南アメリカすべての国にとってということである。

しかし、この部分を読んだNSさんとJYさんによる(日本語の)訳は微妙に違っている。JYさんは「まちがっている(タイプミスのこと)とおもいます」と書いてきている。
「ブラジルではあまりこういう言い方(比喩のこと)はしない」ということ。

それにしてもポルトガル語は不思議な言語だ。というか、ブラジルで使っているポルトガル語はもう本家のポルトガル語とは途中で分かれて別の進化を辿ったということなのだろうか。

なんにしても、巷間伝わっている「アルゼンチンで金融恐慌が発生し、財政破綻」という予言の訳文はどこかおかしい。

何故なら、いうまでもないことだがアルゼンチンはすでに経済破綻しているからだ。「Manifestos」はいうまでもなく政府の表明する「再建策・施政方針・安全宣言」の意味に取らなければ予言にもなんにもならないことになる。過去を「予言」してどうする。

ていうかIMF管制管理下から完全に脱却したこの時期、3月という時期に政府がなんだかの声明を出すのはむしろ当たり前のことだろうし。




G)Novos deslocamentos de Blocos de Geleiro na Groelandia demonstra o aquecimento gloval;
G)グリーンランドの氷河地域の縮小が地球温暖化の証拠を示す




おふたかたとも文句を言っているのが、ジュセリーノのタイプ文には間違い(タイプミス)や明らかな誤字が多いということである。「本当に学校の先生なのでしょうか?」などと言われてますぞ。確かに、「Groelandia」は明らかに「Groenlandia」の間違い。また「Geleiro」は 「guerreiro」ではないかとふたりとも言って来ている。

おそらくは、この部分に関する日本語の訳がほとんど見当たらないのも、こういう誤字脱字に気がつかずに機械訳をかけてしまい結果が得られなったためではないかと自分は邪推しているのだが。

地球温暖化に関する予言(のひとつ)。予言とは言えないと思うが。自分も10年以上も前に科学ニュースかなんかの記事で読んだことがあるからだ。
ここでいう「新しい」というのは「新しく発見される」という意味でなくて、きっと「最近出来た」ということなのだろう。それがこの時期に発表されようがされまいが誰も確かめようがないわけでこれで「予言」といわれても困る。

ジュセリーノのかつて出した文章にも頻繁に出てくることでもあるので、特にこの「地域」で(衛星写真とかじゃなくて肉眼でという意味で)目に見えるような変化でもなければ予言は当ったということにはならないと思うのだが。というかこの島については実はまだよく判ってないことのほうが多いのだ。何があっても不思議じゃない気がするくらいで。「これが地球温暖化の証明だ」というのには理由が薄弱すぎると思う。

なんににしても、書いた時点で予言は半分以上当ったも同然なわけで、この時期にNASAとかが発表するかどうかは別にしてもこれも「そうですね。深刻ですね」としか言いようがない。

むしろこの人の文章の特性でもある「繋がりのある描写」の「締め」として書かれたとも言える(といっていました)。

以上、3月の部分に関する詳細な考察はこれで終わりにする。

それにしても、今ジュセリーノの予言として信者さんたちのブログに書いてある「カリフォルニアで大地震と津波が発生し、西海岸のいくつかの都市が壊滅」とか「世界金融恐慌が発生」というのはいったいどこに書いてあることなのだろう?

4月の部分なのか、それとももっとあとの個所なのか?今度、それぞれのブログに対してそのことだけでも質問状を送ってみようかなとかも思っている。